呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

(びた)。この度初めて学んだ。

「びた一文払わない」などと使う、おなじみの言葉。
この齢になるまで、「びた」を漢字で考えることはせず、「強意の接頭語」くらいに考えていた。

「《され》みっだぐない」の「され」のようなものかと。
↑通訳「なんてみっともない・醜い」

この度、発行されたばかりの郷土史の本で「鐚銭(びたせん)」という言葉を発見したのだ。
金へんに悪。読んで字の如しだ。

主に室町時代に中国から輸入された品質(成分)の悪い貨幣とのこと。
「鉄銭」とも言うそうだから、金銀はおろか、銅や真鍮もあまり入っていなかったのかもしれない。

「鐚一文払わない」。なるほどなあ。この世は知らないことばかり。



おまけ。
このあたりで神主さんなどを「ほうえんさま」という。
その語源を考えたこともなかったが、やはり同じ本で判明した。

法印様だった。






  1. 2016/06/21(火) 20:52:48|
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与える

「観客に感動を与えるプレーをしたい」

といった類の言葉をよく聞きますよね。主にスポーツ界などでプロ・アマを問わず。
皆さんは気になりませんか?

私は聞く度に苦になります。
「与える」?
犬猫に「餌を与える」みたいな「上から目線」を感じてしまいます。
(おっと!「目線」は自分は禁句だったっけ)

ここは「見て下さる方々に感動して頂けるプレーをしたい」ではないかなあ。





  1. 2016/04/22(金) 20:14:56|
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スピード感

誰が言い出したのだろう。
我が国の総理大臣が使っていたのが私の聞き初めだったろうか。

「スピード感を持ってこの問題に臨みます」といった使い方を、ここ数年頻繁に聞くようになった。
主に行政関係の方々がよく使っているように思える。


非常にわかりづらい日本語だ。もっとはっきり言えば、意味がわからない。
「スピード感を持って臨むとどうなるの?」と聞きたくなる。

57年この国で暮らしているので、もちろん言いたいことはぼんやりはわかる。
が、詭弁に聞こえる危険はないだろうか。

「この問題は、出来る限り速い解決を目指し対処します」
と普通に言えばいいのではないかなあ。

諸兄諸姉はいかがですか?






  1. 2016/03/12(土) 19:35:59|
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ボキャ不足

明日は節分。
毎年この時期になると、「恵方巻」なる昔は聞いたこともなかった食物の広告宣伝が溢れ返る。
ふっふっふ。そこで意地悪おやじは手薬煉(てぐすね)挽いて襲いかかろうとした。

はあ?丸かぶりぃ?

なにそれ?日本語?「かぶりつく」ならわかるが、「丸かぶり」?
私のボキャには無い。そんな言葉、学校で習ってない。納得いかないので私は一生使わない。

と、見得を切るつもりであった。ところが・・・


以下デジタル大辞泉から

まる‐かじり【丸×齧り】
[名](スル)果物などを切らずに、そのままかじること。まるかぶり。「トマトを―する」

まる‐かぶり【丸×齧り】
[名](スル)「まるかじり」に同じ。




他の辞書も調べたが同じようなものだった。
魂胆破れたり。我が貧しいボキャを恥じるばかり。





  1. 2016/02/02(火) 20:11:48|
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評価

おお!このカテも久しぶりだなー!
ではまいります。気になる言葉の使い方、ほんの一例。

「TPP大筋合意」についての世論調査。
「あなたはこれを《評価》するか?」

①「大いに評価する ○%」
②「ある程度評価する ○%」
③「あまり評価しない ○%」
④「全く評価しない ○%」


なんていうのがよくあるでしょ。
私は昔からこの使い方が不思議でしょうがない。

「評価」という熟語そのものが「良いと考えている」という意味になってしまっており、
「どう評価するのか」が暗黙の了解であろう、完全に脱落している。
大放送局も大新聞も、何の躊躇いも改めも無く「評価」を昔から上記例のように使い続けている。

青字部分を正しい使い方に直せば

「あなたはこのことを《どう》評価しますか?」

「大変よいと思う」
「まあまあ良いと思う」
「あまり良いとは思えない」
「全然良くないと思う」


聞く方答える方共にこうなる、と家庭や小学校で習ったんだがなー。

だから私は①であれば
「おれはこの件について、ある評価をしたくてうずうずしていたんだ。これからその評価内容を話すから聞いてくれ」
ととるし、
④なら「ふん、良いとも悪いとも、評価することを差し控えます」 と聞こえてしまう。

上記の使い方、長年不思議に思っていらっしゃる方が多いのではないか。
テレビニュースなどでこの表現が聞こえてくる度、「うーむ」と唸ってご飯の箸もしばし止まってしまう。
この件、皆さんはどう「評価」します?






  1. 2015/10/16(金) 17:27:15|
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なります

「お待たせしました。こちら、○○になります
ここ数年、耳にタコができている。

「なります」?
思いがけなく、意図もしないのに自分の手の上に突然出現したものを、
選びようなく、やむを得ず客に恐る恐る差し出す。
この言葉にそんなニュアンスを感じるのは私だけか?

無責任さを感じる。
「これが私にとっては○○になりますが、あなたはどう思うか知ーらないっと」
そんな感じだ。

「お待たせ致しました。○○でございます」と、なぜ普通に言えないのか。
自信を持って言葉を駆使すべし!

「これが紛れもなく、貴様が注文した当店の誇る○○である。どうだ、食ってみろ!」
極端に言えばこんな自信と責任を背負って言ってほしい。

食い物やモノでも気になってしょうがないのに、もっとすごい「なります」が最近ある。
某会社社長出演のテレビ広告だ。

「実は私の母になりますが・・・」

なぜ「私の母のことなのですが」と言わないのか。
あなたの母は見知らぬ他人かエイリアンか。自分を生んだ母親になぜそんなに距離をおくのか。




曰く、「全然いい」
曰く、「めっちゃ美味い」

情けない。

国語は時代と共に変化してきた。これからも変わっていくだろう。
だが、変化とは違う次元の、納得のいかない言葉のなんと多いこと。

なりませぬ







  1. 2015/04/16(木) 20:18:31|
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見つけちゃった

メジャーメーカーのメジャープロダクツに。


CIMG9644 - コピー


うーん。こんなこともあるんだ。




  1. 2015/01/26(月) 22:55:16|
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万能用

久々の、そして多分今年最後のこのカテ。
お楽しみ下さい。


CIMG9610.jpg







  1. 2014/12/27(土) 21:26:23|
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抵抗

消費者目線
女性目線
上から目線

テレビ放送、ネットや印刷物、あらゆるメディアで「目線」という熟語が溢れだして久しい。
というか、もはや日本、日本人、日本語に定着していると言っていい。

しかし私はそんな言葉は学校で習ってない。
文科省が認めたとも聞いていない。

「視線」あるいは「視点」という、歴史ある正当な言葉がなぜあっさり捨てられたのか。
納得がいかないので私は使わない。





  1. 2014/09/27(土) 10:47:31|
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Author:佐藤達也 四代目店主
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