呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

小漆川城址

おとといの日曜、予備知識ゼロで初めて小漆川(こうるし)城址を訪れた。
小ぶりな隣町、左沢(あてらざわ)の町の西側にある。
以下、ざっとおさらい。

   
元和年間(1615~24)に、庄内藩主酒井忠勝の弟直次によって築かれた。
つまり、大坂の陣も終わり、平らかな徳川の世になってすぐの頃だ。

同8年(1622)に天下の大大名最上氏がお家騒動のためにあっけなく改易となり、(本当に徳川ってすごいよね)
忠勝は鶴岡へ、直次は左沢へ一万二千石で入封した。

しかし寛永8年(1631)、直次は嗣子無く没し、左沢藩は廃藩となる。(また徳川!)
近くにある有名な大江左沢氏の、ガチ戦闘用の楯山城(現「日本一公園」)とは対照的な小漆川城は、築城からなんと10年かそこらで廃城となってしまったのだ。
儚(はかな)いことこの上ない。

城はその三方を小漆川と月布川に挟まれた河岸丘陵の台地に築かれている。
やはり「城を造るならここしかないでしょ!」という立地である。

しかも図右の小漆川から左の月布川へは落差があるので、前者から後者へ用水工事がしやすいと思われ、残る一方(図上)にも堀が造られている。
典型的な難攻不落だ。

photo_002s.jpg

目立った遺構は今回は確認しなかったものの、往時を偲べる状況だったので(行くとわかります)、とても訪れた甲斐のある城址だった。




ところで今日から11月。冬が近づいてきた。
今年の城址訪問はこれでひとまず終わりかもしれない。

ここ数年病気となっている城址や古墳訪問。
特に今年は回りまくった。一体何十カ所行ったか。我ながら驚く。

どなたか、来年ご一緒にいかがですか?
楽しいですよ。




  1. 2016/11/01(火) 21:16:36|
  2. 温故知新
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下小松古墳群(後篇)

P1010428.jpg

↑右の道路が国道287(小松バイパス?)。アクセスいいでしょ。
しかしこの立派な駐車場に停めると、古墳群入り口まで3分ほど歩かなければならない。
砂利敷きではあるが、入り口にも結構な駐車場があった。次回はそこまで車で行こう。

P1010415.jpg

↑我らは今回は図左端の「小森山支群」のみ見学。
それでも30基ほどありそうだ。驚くべき古墳群である。
時間のある時に中央の二つの支群もじっくり探索したい。

P1010413.jpg

↑ということは、大化の改新の100~300年前か。まさに「古墳時代」だ。

P1010416.jpg

↑エリア中央に一本だけ、しかも途中までではあるが、
排水路まで付いた、立派なアスファルト舗装の探索用歩道が整備されている。

で、この道の左右に、山の起伏も利用して作られた夥しい数の古墳たちが存在していた。
円墳、方墳、前方後方墳、前方後円墳、形も向きもサイズも様々だ。
また、見てはっきりそれとわかるものもあれば、「どれよ?」というものも少なくない。

P1010426.jpg

↑これはここでは大きい方で、しかも形がはっきりしているから、現代人たちも整備の意欲がわいた一基なのだろう。
樹木はきれいに除去され、芝生で覆われた前方後円墳である。

手前が方墳、奥の少しだけ高い方が円墳。興奮する。

しかし・・・
「蜘蛛だ」
「蚊が」
「草が」

じっくり探索するにはうるさい同行者がいない時の方が良さそうだ。
また来よう。ここはすごい。

(完)






  1. 2016/10/07(金) 08:59:40|
  2. 温故知新
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城址訪問三連発in最上①

前回の三連発は身近な寒河江市内の日田(にった)、隣の天童市蔵増(くらぞう)、同市高擶(たかたま)と、
有意義ではあったが、正直やや地味でもあった。

今日はいずれも県内最上地方の
①清水城址(大蔵村)
②鮭延城址(真室川町)
③金山城址(金山町)
を訪れた。

全て山城であり、足での登山が必要だったのが②と③。

②③は地味目だったが、①はエキサイティングだった。
また、③には城址以外の巨大なおまけがあった。






  1. 2016/09/11(日) 19:03:27|
  2. 温故知新
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Asイチロー来たる

なんと!
先日書いたイチローが本日店にお越し下さった。

生きておれば、何かを指向しておれば、こんなこともあるのですね皆さん。
私にとってそのイチローはもちろん神様である。

10月の広報の内容を知ってしまい、楽しみが無くなってしまったが、
当主としてはもう思い残すことはないほど。







  1. 2016/08/31(水) 18:52:41|
  2. 温故知新
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Asイチローからの電話

おーーーっと!気が付けば四日もアップ休んじまった。
その間にご訪問下さった皆様、ごめんなさい。


本日午後、店に年配の男性のお声で電話があった。
「えー、以前お世話になりました〇〇(所属)の△△です」

ん?よく聞き取れない。どなただろう?短い時間で必死に考える。
お名乗りに対し、数秒だが結果的に無言の時間を作ってしまった。

「〇〇の△△です」
再びお名乗り下さった。その道の第一人者△△先生だった。
「あーっ!先生!失礼致しました!佐藤です佐藤です!失礼しました!」




MLBマーリンズのイチロー氏を神と崇める野球少年が、
まさにそのイチロー氏から突然電話を頂いたのと同じ状態だった。

以前私が我が家で見つけた、終戦直前のある資料についてのお問合せだった。
びっくりした。

再来月の公報でその関係の件が取り上げられるとのこと。
実に楽しみである。


寒河江号





  1. 2016/08/26(金) 20:22:52|
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豪壮!小峰(白河)城

本日初訪問。すごかった!


小峰城








  1. 2016/08/16(火) 23:03:24|
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城址訪問三連発③高擶城

天童市高擶(たかたま)。
祖父の実家があった村ということでは思い入れもある地区だ。

以前書いた東根市長瀞(ながとろ)ほどではないが、地図を見ると堀の痕跡が結構大規模に残っている。
実際現地に行っても

P1010171.jpg

P1010179.jpg

P1010176.jpg

この通りバンバン目視できる。
が、残念ながら城(館)の痕跡は確認できなかった。

P1010173.jpg

P1010180.jpg

↑ 私が小学校の頃まで幅15メートルもの堀が残っていたというのだ。
惜しいことだ。



ということで7月31日(日)は、わずか2時間ほどで3カ所もの近隣城址を初訪問することができた。
自分の住まいから例えば半径30Km以内に限っても城(館・楯)址は何十カ所~百カ所もある。
もちろん訪れていない所の方が多い。今後も相当楽しめそうである。

(完)







  1. 2016/08/04(木) 06:55:10|
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城址訪問三連発②蔵増城

日田から最上川を渡ってすぐの天童市蔵増(くらぞう)。よく通るここにも城(館)があったのだ。
が、残念ながら遺構は少なかった。

P1010168.jpg

蔵増集落内のこちらのお寺様の境内に

P1010167.jpg

この立札。大江さんに対抗するための最上さんのサテライトだったようだ。

P1010169.jpg

↑↓ あとは寺北側の、東西に細長いこの緑地が堀を埋めた痕だとか。

P1010170.jpg


功成り、現最上町に栄転した倉津さんの後に入った蔵増さんが部落の名前になったわけだ。
大江さんだけでなく、目と鼻の先には織田天童さんもいたわけだから、当時のこの地にはなかなかの緊張感が漂っていたのではないか。






  1. 2016/08/02(火) 09:47:00|
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城址訪問三連発 ①新田城

昨日の定休日、近隣の城址を三か所訪れた。近いのにいずれも初訪問である。

①寒河江市日田(にった) 新田城址

P1010161.jpg

果樹地帯の中、白山神社の北隣に石碑があった。

P1010162.jpg

まずは仁田氏がいて、そのあとに新田氏が入った様子。大江さんの家臣。
なんとなんと、重通さんはあの新田義貞の子孫とか。驚きだ。
新田城(館)のあった部落がなぜ「日田」になったのか。

P1010165.jpg

↑石碑南側(写真右側)が堀のあととか。わずかに残る痕跡である。

P1010166.jpg

↑ 東(最上川)方向に現地を遠ざかると、城は若干の微高地(段丘)にあったことがわかる。
築城の基本中の基本だ。暴れ川最上川のそばなんだもの。

(つづく)






  1. 2016/08/01(月) 21:53:06|
  2. 温故知新
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鑑(かがみ)

ごく最近地元新聞に紹介されていた、県職員だった方が好きで研究し、この度発刊されたばかりの書を手に入れた。


P_20160719_203425.jpg


まだ読み始めたばかりだが、期待通り面白く興味深い。
話は少し違うが、県内某大学内で今週末に催されるアイヌに関する講演会の受講を申し込んだ。
温故知新の深みに益々はまりつつある。







  1. 2016/07/19(火) 20:45:40|
  2. 温故知新
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佐藤達也 四代目店主

Author:佐藤達也 四代目店主
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