呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主のエッセイもたまに。

呉服屋の使い方2015.11

呉服屋に行けば、相談したりアドバイスを受けながら新品の呉服や和装品を買うことができる。
また、密接に関連しているから、着た後のしみ抜きや丸洗いなどはしてくれる。
これくらいならどなたでもご存知の筈。

その他に、「へぇー、呉服屋はそんなこともしてくれるのか」と言われそうなことを時々紹介してきました。
今日もその「へぇー!」の多くの中から、一つ紹介します。
(10年もブログをやってれば何度か似たようなことを書いているかもしれません。重複ご容赦)



先日、お買物に来て下さった存知上げないお客様が帰り際、
「ところで生地を持ってるんだけど、綿入れ袖無しに仕立ててくれる?」

もちろん喜んでお引き受けした。
お客様は間もなく表地の他に裏地まで持って再びご来店下さった。

寸法や細かい造り、納期(今回は約十日間)などを打合せ、見積りのご提示まで済ませた。
お客様お帰りのあと、仲入れ綿・真綿・黒い半衿(←綿入れ衣料の定番付属品たち。すべて常時在庫)を添え、
詳しい仕立伝票を作成し、和裁師さんの手に委ねた。

十日後、綿入れ袖無しは見事にお客様のご希望通りに仕上がり、ご満足頂いた。
ここで写真を添えれば説得力が増すのだが、特にお客様お持込みの生地ということでそれは自粛。

今回の「呉服屋の使い方」の特徴は、「商品はほとんど売らず、お望みの加工を買って頂いた」だろう。
仕立という加工よりも、商品が売れた方が利益は大きい。これは自明。

が、今回のケース、職業人としての喜びは商品が売れた時に勝るとも劣らず大きいのだ。
お客様は愛着のある生地を蘇らせるというご希望を叶えられたのだから。

お持込み下さった生地は、鋏を入れていない新品反物でなく、お手持ちのきものをご自分で解いた端切れ
しかも相当昔の生地なので、現在の38センチ幅の反物よりも3センチほど巾の狭いものだったのだ。

これを「綿入れ袖無し」という別のものに生まれ変わらせるためには和裁師さんの経験と工夫が必要になる。
それを和裁師さんはやってのける。

当然、えらいのは呉服屋でなくベテランの和裁師さんだ。いつもこういった難題を見事に解決してくれる。
そして、今回ご依頼下さったお客様は「呉服屋の使い方」を見事にご存知だったわけだ。



今の時代となっては多くの方々がご存知無い、または忘れ去られてしまった「呉服屋の使い方」。
今後も時々紹介していこうと思っています。




  1. 2015/11/30(月) 22:00:11|
  2. きもの・和装
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健康がすべての基本

鼻風邪が「ん?ちょっと来たかな?」と思ったのが高尾山登山から二日後の先週火曜。
はっきり発症したのがその翌日水曜。

発症から今日で六日目。まだ治らない。しつこい。
くしゃみはとうに出なくなっているが、洟と鼻声(風邪声?)は相変わらず。ティッシュを何百枚使ったことか。

当初から発熱は全くないし、体も動かせるので毎日の仕事には支障ない。
昨日の定休日は外でタイヤの夏冬換装を二台やり、12個のホイールブラシ水洗いもやれた。
が、動き続けるとちょっとしんどい。本復していない証拠だろう。




明日から師走。寒さもきつくなってきました。
皆さん、十分にご自愛下さい。
ちょっとでも具合が悪いと、日頃の「当たり前の健康」の有り難さを思い知るんですね。





  1. 2015/11/30(月) 17:09:46|
  2. 店主の日記
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高尾山(後編)

11月22日(日)。こ、これは一体何事か。

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↑京王高尾山口駅。うおおお!都心ターミナル駅の通勤時間帯みたいだ。

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↑高尾山中腹までのケーブルカーとリフト駅前の広場。ここだけで何千人いるのか。
ケーブルカーもリフトも70~90分待ちとのこと。

ならば全部歩いて登った方が早いと登り始めれば登山道でも渋滞。
ゆっくりゆっくり一時間半かけて山頂に着けばこの有様。↓

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↑山頂広場。全山人、人、人。これは一体何事か。

昼前だったのが良かったのだろう、奇跡的に空席のあった食堂でお代は一人前の「いまいち山菜そば」を食って下山開始。
さあ、帰りだけでも中腹からのケーブルカーかリフトに乗れるかと思ったら、下にも増しての待ち行列。何千人いるのか。
結局上り下りとも渋滞に悩まされながらすべて足で歩いた。全部で4時間もかかったか。

山はと言えば、この程度の所なら寒河江から30分もクルマを走らせれば掃いて捨てるほどある。
それももっと深く、人気(ひとけ)のない素晴らしい山が。

だが、一度は登ってみたかったのだからしょうがない。
東京にいた学生時代も、その後の人生でも、来たことが無かったのだ。
しかし今回一度きりでもう十分だ。

思えば東京近辺に暮らす人たちは気の毒な事である。
この程度の登山にこんな非人道的な苦労をしなければならないとは。





寒河江に戻って二日後あたりから鼻風邪が発症し、きのう今日はその盛りとなり苦しんでいる。
くしゃみと鼻水がひどい。あまりに高尾山に不満を抱いたので、山の神様の罰が当たったか。

でも自然豊かな地方に住む皆さん、高尾山は積極的にはお勧めしません。
いや、わざわざ誰もそんな遠くへ行くわけないか。
へ、へーくしょん!





  1. 2015/11/27(金) 18:07:08|
  2. 店主の日記
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フォーマルバッグ

当店品揃え自慢の印傳屋製甲州印伝にも3万3千円台や5万8千円台のものがあり、
フォーマルバッグご購入をご検討中の方には是非お勧めしたいところですが・・・

本日入荷した手頃なお値段のものを紹介します。

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フォーマルの定番ともいえる「かぶせ式一本手」の造りですね。
どちらも当店正札9,720円(税込)で、

①手前左の「のし袋入れ」(遠近法で大きく写ってしまいましたが、もちろんバッグより小さいです)と
②手前右の「香典返し用手提げ袋」(畳んだところ)
が付属した3点セットになっています。

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十分な収納量で、内ポケットも二カ所あります。

これを拙ブログご訪問の方に年内限定で税込8,900円でご奉仕致します。
(メーカー品切れの際はあしからずご容赦下さい)
「ブログ見た」とお声をお掛け下さい。よろしくお願い致します。




  1. 2015/11/27(金) 14:29:03|
  2. 商品紹介
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初めての高尾山(前篇)

結論を先に。
首都圏在住の方、特に京王線にアクセスのいい方以外は、他の選択肢を検討した方がいいかもしれません。
詳しくは後編で。






  1. 2015/11/24(火) 21:35:42|
  2. 店主の日記
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Sometime somewhere2015

私はただの運転手だったが、二泊三日中の行動予定には無かった関東にある某県立がんセンターに行った。
妻が若い頃親しくしていた同窓女性の見舞いである。

おととい、東京に向かって走っている車中、妻と彼女の共通の友人からしらせが入ったのだ。
東京や神奈川での所用を果たし、今日午後の帰り道に同センターに立ち寄ったのである。

まだ50代半ばの彼女の命は今月いっぱいであろうとの医師の診たてだそうだ。
ご親族のお気落ちは如何ばかりか。私は何一つ言う立場にない。
女性ならばあと30年はへっちゃらで生きて欲しいところ。

わからない。

貧乏だの、景気が悪いだの、ハゲだの、デブだの、器量が悪いだの、
頭が悪いだの、育ちが悪いだの、家族のことで悩み苦しんでいるだの、彼女の前ではそんなことは何の意味もない。

なぜこの世にはこんなことがあるのか。
なんで?

なんで?

妻は彼女と今生の別れをしてきた。またいつか、どこかで。
神様仏様、彼女とご家族を幸い給え。






  1. 2015/11/23(月) 23:16:03|
  2. 店主の日記
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臨時休業のお知らせ

いつもお引立て頂き、誠にありがとうございます。
さて明日21日(土)午後と、しあさって23日(月:勤労感謝の日)、臨時休業させて頂きます。
21日午前は営業致しますのでどうぞご利用下さいませ。


店ロゴ(小)





  1. 2015/11/20(金) 09:59:03|
  2. 店からのおしらせ
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佐藤構え②

①とは関係ない話。

今日、檀那寺住職から「何か知りたいのならあの人に聞くといい」と聞いていた方に伺い、たくさんのことを教えて頂いた。

私よりずっと目上の、温厚で上品なその方は、昔々本家から我が家と同時に分家したというお宅の当主。
ずっと前から存じ上げていたが、お伺いして親しくお話し頂くのは初めてのこと。

その方は膨大な事実検証と考察を既に済ませておられた。
貴重な資料までいくつか頂き、思い切って伺って本当によかった。

そして一つの大きな謎が解けかかった。
私の5代前(と推測していた)当主が書いた例の古文書、文政13年(1830年)に書いたことになっているが、
それが本当なら彼は満2歳で本を一冊書いたことになる。

これが私の解読以来の最大の謎だった。
しかし「お宅は昔、何代か襲名していたのではないか」とおっしゃるのである。

ならば謎は簡単に解ける。
書物を著したのはX(エックス)代某、郷土史に出てくる色々やった人はX+1代某、ということになる。
なるほどなあ。襲名か。

今日お伺いしたお宅の系図と照らし合わせると、こちらのお宅も我が家も、初代は少なくとも6代以上前と推定できる。
そして途中に大異変が無い限り、お話し下さったご主人と私には、少しは同じ血が流れている可能性がある。

我ながらなぜ今頃。もっと早くお伺いすればよかった。
また、20年も30年も前に我が家の年寄にも根掘り葉掘り聞いて記録しておけばよかった。

このご主人は私の様々な質問の多くに、明解にお答え下さったのである。


(完)





  1. 2015/11/17(火) 22:15:19|
  2. 「家内示談」と豊八考
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佐藤構え①

3年半前に自宅を解体、仮住まいへの引越しの時に発見した、
5代前(と推測している)の当主が著した古文書を発見、解読作業を始めてからだ。

いや、もっとずっと前からだったかもしれない。
大勢いる我が家の先祖たちの中でも、とりわけ地域に貢献し名を成した仏たちにばかり目を向けがちになっていた。

数カ月前、ある他人の方から、
「気持ちはわかりますが、それはちょっと違いませんか」と言われた。

その方は続けて
「代々の当主の方々はもちろんですが、その配偶者たち、兄弟姉妹たち、
あなたのご先祖たちは一人残らず一生懸命に自分の人生を生き抜き、努力して困難を乗り越え、
家族のことに心を砕き、家や田畑や店の維持発展に腐心し、名は成さずとも其々なりの地域貢献はしたはず。
その意味であなたのご先祖はあなたにとって、一人もれなく等しく尊い、敬うべきご先祖なのではないですか」

決してその他の先祖たちを軽視していたわけではないものの、私はぶん殴られ、自分を恥じ、猛省した。
全くその方のおっしゃる通り、先祖に誰一人軽重は無いのだ。


(②につづく)





※かまえ:昔からわが佐藤一族内で「一族」といった語感で使っていますが、全国共通語なのかな?


  1. 2015/11/17(火) 20:59:32|
  2. 「家内示談」と豊八考
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2016カレンダー

出来ました。

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毎年お馴染みのデザインです。ここをご訪問下さる方にも少々ですが用意させて頂きました。
もしもお使い下さる方がいらっしゃれば光栄です。ご遠慮なくお声をお掛け下さい。




  1. 2015/11/17(火) 17:31:01|
  2. 店からのおしらせ
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溝延城

以前から行きたかった場所を初めて訪れた。
隣町河北(かほく)町の溝延(みぞのべ)。家から4.5km。自転車でも往復できるような近所だ。


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溝延集落の真ん中。城址を本丸跡に15分の1のスケールで整備復元したとか。面白い。
何百回もすぐそばの県道を通りながら、なぜかただ一度も訪れたことが無かったのが不思議だ。
トイレあり、駐車場あり、至れり尽くせり。

それにしても最上義光(よしあき)、戦国の世とは言いながら苛斂誅求甚だしい。

ついでに溝延集落をぐるっとウオーキング。
素晴らしい。寒河江では滅多に見られない歴史を刻んだ建物や風情を楽しめる。
溝延。おすすめです。




  1. 2015/11/15(日) 21:31:02|
  2. 温故知新
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九度山

高野山から酷道371で下り、10月19日午後4時半、九度山町(和歌山県)に着いた。
吉野川沿いで、和歌山市の東40kmほど、奈良県五條市の西15kmほどの所にある小さな町だ。


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↑ 家康に蟄居を命ぜられた幸村が住んだ真田庵があるのだ。
が、誠に残念ながら

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雁金と六文銭が刻まれた門は閉まっていた。4時までだったのだ。

来年のNHK大河ドラマは「真田丸」。きっと大勢の観光客で賑わうことになろう。
歩いて数分のところに「真田の抜け穴」があるというので、せめてもの慰めに行ってみる。


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予備知識ゼロで訪れたここ、なんとなぜか土盛りがなくなった円墳の石室だったのだ。
なーんだ だった。

しかし、9月の長野ツーリングでたっぷり嗅いだ真田の匂いを思いがけずまたこの度も嗅ぐことになった。
何か縁があったのだろう。

上記二ヵ所とも、極端に道路の狭い住宅地にあった。
にもかかわらず行政主導で「真田ミュージアム」なるものが建設中だった。
余計なお世話と思うが、来年はいいだろうがその先は大丈夫か?

夕暮れとなり、和歌山・奈良の県境を超えて二泊目となる五條のホテルに向かう。
(といって30分もかからなかったと記憶している)

この日はメインの高野山の他、ここと五條新町の三カ所を巡れたことになる。
充実した一日となった。





  1. 2015/11/13(金) 21:09:47|
  2. 温故知新
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Windows8.1

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2010年7月に新品で購入した、店にただ一台のパソコン。
OSは7。本体とディスプレイが一体になっているやつ。
しばらく前から動きが遅くなり、見ればハードディスクが満杯。

馴染んでいるので惜しいのだが、大変なことにならぬ内にと、おととい新しいのを買ってきた。
ノート型の中古だ。ディスプレイが少々小さくなったが、まあ許容範囲だろう。

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昨年7月発売という新しいモデルで、価格も手頃だった。
また、CPUがcore i5、1.7GHZ、HDDが1TBというのも気に入った。

しかしべらぼうに薄いと思ったら、案の定ディスクドライヴが付いていない。
やむを得ず外付けのやつ(やはり中古)も同時に買うことにした。

しかし買ったはいいが、これまで通り使えるようにするのにとても苦労した。
まずOSが初体験の8.1ということで、ちんぷんかんぷん。7とは相当勝手が違う。

MS社はよくも思い切った変革をしてくれたものである。
しかしそう思うのは私くらいなもので、多くの人がスマホに慣れている今はスムーズに受け入れられるのかな。

マウス、タッチ、どちらでも動くのだ。いやはや。
また、これまで店でも家でも何台ものPCを使ってきたわけだが、
「ユーザーアカウント設定」が必須で、それをしない限りセットアップが進められないなんてのも初めて。

朝一番の起動後はもちろん、日々何度もあるスリープからの再開でも、いちいちパスワードを求められる。
セキュリティの厳しい時代になったから必須なのか、それとも何かこれから逃れる方法はないのか。

面倒なことこの上ない。
どなたか、省く方法をご存知の方はいらっしゃいませんか?







  1. 2015/11/12(木) 17:32:22|
  2. 店主の日記
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五條③

10月19日早朝、その素晴らしい五條新町を歩いていたら妙なものが目に入った。

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なんだこれは?
鉄道なら別のところを通っているのだが。

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水道橋?それにしては位置が高すぎるような。
ん?橋桁に何か書いてある。

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おおお!未完鉄道の遺構だった!なんということ!

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いまだに残っているとは!

そういえば、私と同じ地方に住む皆さんは「左荒(さこう)線」という言葉を聞いたことがありますか?
私の最も古い友人の父上が昔々、寒河江市会議員をなさっていた頃だろうか、
「左荒線」期成のご意見をどこかに書いておられたのを読んだことがある。

そう、我らが「JR左沢(あてらざわ)線」終着駅の左沢と、現フラワー長井線の終着駅「荒砥(あらと)」を鉄道でつなぐ話だ。
つなげば山形県の内陸に鉄道環状線が出現し、広域に様々なメリットが齎されるという話だ。

「幻の五新鉄道」を初めて知り、そんな話を思い出した。
しかし何という町なんだここは。

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朝の新町通りを縦断し、帰りはすぐそばの吉野川堤防を歩いて宿に戻った。

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生涯頭に残りそうな町、五條。泊まってよかった。

(五條の巻 完)







  1. 2015/11/11(水) 21:56:22|
  2. 店主の日記
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五條②

思いがけず明日香で石舞台や酒船石を見ることができ、非常に満足して五條のホテルで第一泊。
翌早朝(10月19日)、高野山に向かう前に、32年前は見過ごしてしまった五條の名所を散歩した。

ホテルのすぐ裏、五條新町通りである。

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1Kmにも及ぼうかという、少なくとも半世紀は時間を巻き戻したような、古い町屋100%の通り。
知らなかった。日本にはこんな所があるのだ。

驚いた。この佇まいの中で多くの人々が暮らしているのである。
「ああ!素晴らしい!」「おお!すごい!」。歩いている間中何度も嘆声を上げざるを得なかった。

実は昨夜、夕食後の散歩中に見つけたエリアである。
そして、この稀有の通りを歩いている時にまた一つすごいものを見つけてしまった。


(五條③に続く)






  1. 2015/11/09(月) 21:24:19|
  2. 店主の日記
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五條①

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明日香村、五條、橋本、九度山、高野山の位置関係はご覧の通りである。
明日香、五條は奈良県。橋本、九度山、高野山は和歌山県だ。


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↑ ピンの位置が五條。
しかし、東北の私にとってはもはや京都も大阪も奈良も和歌山もみな一緒に見える。

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800余キロ、遥々行ったものだ。

高野山をたっぷり見るには一泊二日は完全に無理。
高野山またはその近くに宿をとって二泊し、中日が(なかび)高野山攻め、初日と最終日は移動あるのみ。

ではなぜ二泊の宿を五條に定めたか。
高野山の宿坊という手もあったし、五條よりは高野山に近く、町も大きい橋本が最も正解に近かったかもしれない。

ではなぜ・・・
理由その一。
車で一日がかりで関西に行くなんていう大冒険は初めてであり、不安だったからだ。
高野山までの830キロよりは少しでも近い、800キロ走行で済む五條。

その二。
先日書いた通り、遠く過ぎ去った若い日に一人五條に泊まったことがあったから。

奈良県五條市。人口三万数千人。寒河江よりも小さな町だ。
32年ぶりにこの町を訪れたが、全く、完全に記憶が無い。

だが、二度目の五條ではただ寝ただけのあの時と違い、大きな発見がいくつかあった。

(②につづく)







  1. 2015/11/08(日) 22:20:09|
  2. 店主の日記
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高野山③(奥の院他)

10月19日(月)。

さあ、壇上伽藍、金剛峰寺という高野山の二大聖地を見終わってもまだ午前。
いよいよ足で歩いて三番目、同山東端の大スポット奥の院に向かう。

ここは先日書いた通り、30数年前バイク一人旅の時にも訪れた所だ。
が、記憶はあまりない。

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奥の院は秋の陽に美しく照らされていた。

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覗き込み、底の水に自分の姿が写っていないと余命は三年以内という伝説のある「姿見の井戸」。
水と光がある限り見えない訳は無いから、とても安全な伝説なのでは?

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秀吉公や前田さん、毛利さんや伊達さん、酒井さんや佐竹さん、石田さんや島津さん、
全国各地の大大名の墓所が数え切れないほど並んでいる。
一体どれだけ歩けば弘法大師様の霊廟に辿り着くのだろう、というほど長い長い墓所・参道だ。

だが遂に奥の院に到着。

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この川の先は大師様の聖地。完全撮影禁止。拝観料を支払い、堂内を見学。
最後に地下に降り、大師様が今も瞑想を続けておられるという真ん前まで行ってお参り。
ここはすごかった。

壇上伽藍金堂ご本尊御開帳参拝と並び、実はここが遥々高野山までやってきた二大目的の一つなのである。
大師廟参拝は非常な感動があったのだが、今となっては文章に表すのが大変なので割愛する。

私(我が家)はなまんだぶの門徒なのだが、今回だけ
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

また長い長い参道を戻る。とその時、無数の墓所の中からこれを見つけた。

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信長公墓所のあるこの地にあるのだ。

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光秀公の墓石の真ん中のやつが、何度取り替えてもこのように真っ二つに割れるのだとか。
伝説が生まれるわけだ。

長時間の奥の院ウオーキングを終えると、午はとうに過ぎている。
疲れた足に鞭打ち、昼飯をさがしてまた歩く。

この地は、参拝・観光客が多い割に食う所が異様に少ない。
小さなありふれた食堂に入り、13時半頃だったか、やっとありつく。

食後でもまだ時間がある。次は少々バスに乗って徳川家霊台へ。

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手前が家康公の、奥が秀忠公の廟。この二人の廟が並んでいる。
家康廟にはご覧の通り鳥居があり、秀忠公のものには無い。なんでだろう。


次は最後の訪問地「大門」へ歩く。足がきつい。ラストスパートだ。頑張れ。

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説明通りの立派な門だ。

午後3時を過ぎた。またまた歩いて駐車場へ。
午前9時ちょうどから始まり6時間以上。私も妻もよく歩いたものだ。足が棒。
日頃のウオーキング習慣が少しは功を奏したか。


和歌山県橋本市からここまで登ってきたR370の30余キロもひどかったが、
32年前にもバイクで走ってあまりのひどさに驚いたR371でまた橋本へ下る。
スリル満点の道路だ。が、楽しかった。

秋の日はまだ暮れない。橋本市近郊の九度山町へ向かう。
関ヶ原後、家康は真田幸村を蟄居(幽閉?)させたのが九度山なのである。


(高野山編は完。とりあえず、お読み下さりありがとうございました。でもまだ九度山と五條が残っている。)
(もっと言えば「長野ツーリング:真田への旅」も、まだ上田と小布施を書いてない。困った)







  1. 2015/11/06(金) 21:46:51|
  2. 店主の日記
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写真コンテスト

タイトル 「悠久」


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どうでしょう?





  1. 2015/11/06(金) 10:01:24|
  2. 店主の日記
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2016干支手拭発売

まだ11月に入ったばかりですが、この時期恒例、竺仙(ちくせん)本染干支手拭が発売されました。

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当店では、今年も年内いっぱい陳列・販売致します。
年末年始のお飾りやご挨拶などに精々ご利用下さいませ。
多少にかかわらずご注文をお待ちしております。





  1. 2015/11/04(水) 11:57:56|
  2. 竺仙本染手拭
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盛岡行新記録

記録とは移動所要時間のことである。結論から。往き3時間30分、還り3時間34分。
今回のルートは自宅から盛岡市中心部の目的地まで片道216kmほど。

寒河江・盛岡間はすべて高速を使えば片道3時間くらいで済むかもしれないが、
そうすると距離が30数km増える他、ETC・休日割引をもってしても4千円の料金が要る。

その程度の距離に往復8千円もの高速料金は痛い。
そう、かつてアロエ博士やエスエー氏に教えてもらった格安かつ快適ルートがある。

寒河江⇒大石田⇒尾花沢⇒新庄⇒雄勝⇒横手⇒岩手県湯田⇒雫石⇒盛岡 である。
これならどんなナビで調べても最短距離だ。

しかもそのルートにはブツ切れながらおいしい無料高速が点在している。
使う有料区間は湯沢⇒横手JCT⇒湯田の36km、片道810円のみ。

しかし今回の3時間半には驚いた。
これまで何度もこのルートを走ったが、いつも4時間か4時間ちょいかかっていたはずだ。

常識的な速度で走ったのだが、5分10分ならともかく一気に30分も短縮してしまった。
あまり休まなかったのが効いたのだろうか。

3人乗り+行程の3分の1が高速道路だったこともあり、愛車スイフトの今回の燃費は21Km/ℓ と、
ベストではなかったが、盛岡までレギュラーガソリンほぼ10ℓ で行けたことになる。

これでは高速道路や新幹線を使う気にはなれない。加えてこのルートは景色が美しいのだ。
特に湯田⇒雫石の岩手県道1号、そして御所湖畔から見る冠雪した岩手山は特筆ものだった。
また、盛岡とくれば

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米内(よない)だ。ちょっと他では食えないカルビ定食1,150円。(↑肉の皿のみ三人分。一人7、8切れは楽しめる)

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冷麺も専門店の名に恥じない見事な味。

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ここに寄らないと盛岡に来た気がしない。





と、このように、知らないお客様がブログかなんかで世間様に紹介して下さる店に当店もなりたいものだ。





さて私はこの記事で一体どっちを書きたかったのか。







  1. 2015/11/03(火) 21:11:24|
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南部型染増強

数年前から当店のラインナップに加わった「南部古代型染」。
その名の通り岩手県盛岡市の伝統工芸品です。

今年はなんだかんだで仕入れを怠り、しばらく品薄状態にしておりましたが、この度再増強しました。
ご愛好のお客様には大変お待たせし、申し訳ございませんでした。

CIMG0211 - コピー


CIMG0212 - コピー


写真は新入荷の一部。改めて幾星霜を乗り越えた南部型染の魅力ににうっとりしています。
手提げやポーチ、スマホケースといった袋物中心の品々なのですが、伝統工芸とは言え型染。
お値段が大抵数千円と、手頃なのが嬉しい品々です。

呉服・和装は104年、印伝は20年、一度惚れ込んだらとことん続けます。南部型染も然り。
ご来店の上、どうぞお手に取ってご覧下さい。

それにしても秋の日帰り仕入れ、楽しかったでした。






  1. 2015/11/02(月) 21:35:32|
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佐藤達也 四代目店主

Author:佐藤達也 四代目店主
呉服・和装・印伝専門店

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