呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

謎の古書

先日、長年書道を嗜(たしな)んだ母の書棚を整頓したら、和綴じの古い本が二冊出てきた。

CIMG9631.jpg

どえらい古さである。開いてみると

CIMG9634.jpg

千字文。習字のテキストだ。楷書千字文の墨本である。

CIMG9635.jpg

↑ ご覧のようなページが延々と続く。
ん?

CIMG9633.jpg

↑ 昭和6年? それにしては和綴じとは古風な、と思いながら巻末を見ると

CIMG9636 - コピー (2)   CIMG9636 - コピー

昭和ではない。明和と言えば250年も前。江戸中期だ。これは古い!
そしてもう一冊の同様の本の巻末には「享保」の文字が。明和の更に50年も前、今から300年前だ。

この二冊は我が家にその頃からあったものなのか?それとも・・・

それ以外の可能性として考えられるのは、
例えばだが、教師を中途退職して呉服屋を始めた曽祖父。
大正年間から大東亜戦前あたり、盛んに日本橋に仕入れに行き、一週間も帰ってこないことがよくあったと聞いている。

いくらゆったりした昔でも、仕入れに一週間かけるとはちょっと考えられない。
仕入れを済ませてから彼は一体何をしていたかというと、

神田神保町の本屋・古本屋街に入り浸りだったという。本が大好きだったからね。
(私も学生時代にだいぶお世話になった。懐かしい)
その時にこの古書を入手した可能性もあるのではないか。

今となってはもう何もわからない。
無学の子孫は「ははあー」などと言いながら阿呆のようにその本を捲(めく)るのみである。





  1. 2015/01/19(月) 22:30:03|
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