呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

なります

「お待たせしました。こちら、○○になります
ここ数年、耳にタコができている。

「なります」?
思いがけなく、意図もしないのに自分の手の上に突然出現したものを、
選びようなく、やむを得ず客に恐る恐る差し出す。
この言葉にそんなニュアンスを感じるのは私だけか?

無責任さを感じる。
「これが私にとっては○○になりますが、あなたはどう思うか知ーらないっと」
そんな感じだ。

「お待たせ致しました。○○でございます」と、なぜ普通に言えないのか。
自信を持って言葉を駆使すべし!

「これが紛れもなく、貴様が注文した当店の誇る○○である。どうだ、食ってみろ!」
極端に言えばこんな自信と責任を背負って言ってほしい。

食い物やモノでも気になってしょうがないのに、もっとすごい「なります」が最近ある。
某会社社長出演のテレビ広告だ。

「実は私の母になりますが・・・」

なぜ「私の母のことなのですが」と言わないのか。
あなたの母は見知らぬ他人かエイリアンか。自分を生んだ母親になぜそんなに距離をおくのか。




曰く、「全然いい」
曰く、「めっちゃ美味い」

情けない。

国語は時代と共に変化してきた。これからも変わっていくだろう。
だが、変化とは違う次元の、納得のいかない言葉のなんと多いこと。

なりませぬ







  1. 2015/04/16(木) 20:18:31|
  2. 気になる日本語
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