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お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

終戦70年総理大臣談話

おととい終戦記念日の正午、テレビでちょうど日本武道館での追悼式典中継をやっていたので、
その時報に合わせ家族全員で起立し、厳粛に一分間の黙祷を捧げた。

何に黙祷したか。
多分、大東亜戦で倒れた国内外敵味方の将兵と、国内外敵味方の一般市民全てに捧げたと思う。
ただし、ごく正直に分析すれば、全ての犠牲者の中でもとりわけ我が国の将兵と一般国民に向けての気持ちが強かったと思う。

それはなぜか。自分が生粋の日本国民だからだ。
そしてそのため、犠牲になった自国の将兵・国民の姿は無数に吸収した情報によって最も頭に刻まれており、
誠に申し訳ないが、犠牲になった外国の人々の姿は、それよりはうんと情報が少なかったからだ。

例えば、知っている歴史上の有名人物の数など、我が国のそれと外国のそれを較べようもないし、
知っている日本国内の地名と外国の地名なども然り。
これはやむを得ない。




近隣の特定の国々から、この度の談話については事前からなんだかんだ言われていた。
妙なものだ。

談話は国内だけでなく海外にも向けられるということなのだろう。
また、「談話」なるものをなぜ必ず発表しなければならないのかもわからない。
周囲からなんだかんだ言われるのなら、黙っていてはどうか。



多分、彼の国々はどんな談話をしようとも、必ず様々な批判を加えてくるのだろう。
その意味で談話内容の事前吟味は虚しく思える。

「そろそろ勘弁してくれませんか。あのあと70年間全く悪いことはしなかったし、これからもするつもりはない。また、賠償を済ませた他に、これまで何度もお詫びや援助をしてきたでしょ?それに、あの戦争に参加した国民はもうほとんどいないんですよ。あのあと生まれたおれたちにそこまで言われてもねー。反省は忘れませんから、これからはもう共存共栄のために仲良くしましょうよ」

しかしそれは難しいかもしれない。
10年くらい前だか、萩市が会津若松市に友好都市締結を提案した時、会津は即決で突っ撥ねたと聞いたことがある。
戊辰戦から百数十年経っても、同じ日本人同士でもこれだ。

こういう件について、日本と比べドイツはうまくいっている。
また、立派な国際条約の「日ソ不可侵条約」を一方的に破って襲いかかり、様々な無法をし、我が領土を不法占拠し続けているロシアも、日本はなぜかうんとは責めない。

さらに、沖縄戦や原爆投下や都市無差別爆撃で無数の一般市民を殺戮したアメリカも、
連合国の正義だけで執り行われた東京裁判も、今の日本ほどは責められていない。
実に不思議である。



これらは今更どうしようもない。理屈を超えている。

だから・・・
問題解決には、時が経つのを待つしかないのだ。
あと50年か、100年か、私にはわからない。

アイヌや沖縄の人たちに近いDNAだったという、日本列島に先住していた縄文人たちと、
半島や大陸から続々渡来したという弥生人の先祖たちとの間にも、相当の角逐があったことは想像に難くない。

もっと言えば、倭人は東北地方北部や北海道の先住民アイヌをあれよあれよという間に駆逐した。
南北アメリカ大陸の先住民たちを、ヨーロッパから来た連中は滅茶苦茶にやっつけた。
古代ヨーロッパではゲルマンがケルトを無茶苦茶にやっつけた。

一転して台湾やフィリピン、東南アジアなど多くの国々は、あの戦争で少なからぬダメージを受けたにも拘らず、あまり我が国にあたり散らすことはない。
一体なぜ?

このように、要は昔のことに拘り過ぎては、いつまでたっても人類全体が前に進めないのではないか。
反省しつつ、反省を受け入れつつ、まずは仲良くすることが肝要かと愚考するが。

みなさんはいかがお考えになりますか?
私は特に今年は不思議でした。




  1. 2015/08/17(月) 21:26:48|
  2. 時事
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