呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

北の大地2015(三日目③)

8月6日(木)

17:36、この日最大の目的地宗谷岬にやっと到着。
層雲峡からは360余km、苫小牧からなら635kmだ。
皆様ご存知、日本最北端の地である。

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有名なモニュメントの他に、間宮林蔵さんの像もあった。
あとはダ・カーポだっけ?「宗谷岬」の唄も流れていたな。

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サロマ湖から248kmに及んだオホーツク沿岸走行。
一貫して風が強く寒かったが、この宗谷岬でピークを迎えたように記憶している。
ここで更に一枚着込んだ。

18:28、南稚内駅近くの宿「ホテル王将」到着。宗谷岬から29km。
この日の走行398km。よく走った。
最も恐れていた長距離走行の日だったが、なんとか常識的な時刻に着いた。

ここは一人一人が清潔でゆったりしたツイン部屋。
心のこもった朝食付きで7千円。大満足。
やはり手配して売れた無限のS氏に感謝します。

ただし夕食は付かないので、入浴後に南稚内駅近くの飲食街に出動。
知らない町で店を選るのも面倒なので、ホテルでもらった簡便マップに店名が載っていた海鮮居酒屋に即入る。
たしか「蝦夷番屋」といったかな。ホテルから徒歩数分の所だ。

ここでうんと腹いっぱいにはせず、ホテルへの帰り道にあったラーメン屋に寄り、〆る。
ラーメンの他におでんも看板商品のようだ。そしてこの店には思わぬ出会いが待っていた。

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カウンターの他にテーブル二つ、更には奥に卓二つはある座敷があり、全部で20数人も入れる店だった。
この店の主人は80歳を越しているように見える女性だった。一人でやっている。

特にスープに特徴のある旨い塩ラーメンをすすりながら、メンバーの一人が
「おかあさん、どうしてこの店の名前は《庄内食堂》っていうの?」
山形からこの日本最北端の町にやってきた我々皆が聞きたかった質問だ。

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「あたしは温海(あつみ:旧温海町、現鶴岡市)からここへ来たんだよ。60年前。」
あとは我々は根掘り葉掘りは聞かなかったが、我々一人一人がそれぞれ感慨があったと思う。

店は繁盛しており、カウンターには我々、テーブルにも一組二組、座敷にも二組、合計十数人の客がいたが、
彼女は混乱もせず、それぞれの注文に対し、テキパキとラーメンを作り、運んでいた。

また、一人一人まちまちな勘定に対し、金銭のやりとりも正確でスピーディーだった。
当り前かもしれないが、一人でラーメン店一軒をやっていること、お歳を考えると大したものだ。
我が身の行く末を考えてしまう。

「お元気でね」
一声掛けて店を出た。



この日の走行ルートをもう一度。

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  1. 2015/08/19(水) 16:59:30|
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