呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

北の大地2015(四日目③)

8月7日(金)

自身20数年ぶりの札幌の夜。
4年連続4回目の北海道ツアーでは札幌を訪れ泊まるのは初めて。

おととしの道央道南の旅の時には、札幌の街は高速道路上から見ただけ。
停まることなく小樽・積丹半島方面に走り抜けただけだった。

しかし久しぶりではあるが、私自身は札幌泊りは今回で4~5回目だ。
札幌郊外の旧知に会いに行くというフェリー係氏と別れ、四人で繰り出す。

フロントで地理案内を受け、ラーメン横丁を目指して地下鉄に乗る。
すすき野で降り、地上に出ると大変なことになっていた。

CIMG9815 - コピー

CIMG9816 - コピー

CIMG9817 - コピー

CIMG9820 - コピー

「すすき野まつり」という、年に一度のビッグイヴェントにドンピシャリだったのだ。
週末夜の歌舞伎町を上回るような人出と熱気だった。
熱心な客引きの兄ちゃんを、面倒なので30分も引連れたままラーメン横丁を探す。

路上ビアガーデンの給仕のお姉ちゃんたちはお尻丸出しのバニーとか、背中がベロリ丸出しのバドガールとか、
いやいやウエイトレスだけでなく、ただ繰り出しているお客のお姉ちゃんたちの中にも半分裸のような、
こんな光景渋谷新宿にもあるのだろうかという、おお、私の文章まで乱れてしまう状態だった。
札幌とはすごい所ですな。

しかし、そんな刺激よりも空腹の方が勝り(少なくとも私は)、遂にラーメン横丁を見つけた我々は、
愛情まで感じ始めた客引きの兄ちゃんを振り切り、当てずっぽうにラーメン屋に入った。

CIMG9813 - コピー CIMG9812 - コピー

私より十くらい上に見えるかあちゃんが一人でやっている店で、その時点で客はカウンターに一人だった。
「うちは本当の札幌ラーメンの味を何十年も守っている店だよ」
愛想のいいかあちゃんはしつこいほどそれを言っていた。

常連のようなカウンターの客とはうちの長女くらいな女の子で、出勤前の腹ごしらえを終えたところらしい。
ラーメンとジョッキを平らげ、タバコを吸っていた。

これも愛想のいい娘さんで、人懐っこく話のキャッチボールをする。
秋田市から進学して札幌に来、そのままこの街に居ついてしまったとのこと。
ご両親はさぞさびしがっていることだろう。

ラーメンはまあ普通に美味い。
ここのラーメンの味は、インスタントの「サッポロ一番味噌ラーメン」にいい意味ですごく似ている。
ということは、日清食品は「昔の札幌ラーメン」を忠実に再現しているのかもしれない。

ただ、食べた写真の味噌チャーシュー並盛が1200円(味噌ラーメンは900円)ということで高い。
しかし、おねえちゃんとジョッキ二杯を肴に十分満足した。

出る時かあちゃんに言われたっけ。
「お坊様のご旅行ですか?」
「そうです。我々は山形県仏教会のバイク愛好会の者です。よくわかりましたね。」

CIMG9814 - コピー

「そして剃髪していない若いのは修行中の者です。おかあさん、また来るから元気でやっててね」
合掌して店を出た。

帰りはホテルまでぶらぶら歩いて帰る。とにかく稠密なすすき野を早く離れたかった。
大通公園でひと休み。

CIMG9821 - コピー

坊さんの一人に腕にタトゥーをした若者が近寄ってきてしばらく人懐っこく絡み始めた。
ここは仙台よりずっと大きな町なんだなあ。

ラーメン屋から40~50分もかかってホテルに辿り着き解散。9時頃だったか。
私は間もなく自分の部屋で気絶。
他の坊さんや修行僧がその後、折角の札幌の夜をもう少しエンジョイしたかどうか知る由もない。

(本記事にはごく一部フィクションも混ざっています)









  1. 2015/08/22(土) 21:51:55|
  2. バイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<北の大地2015(五日目①) | ホーム | 北の大地2015(四日目②)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kimonoinden.blog43.fc2.com/tb.php/4502-f0aefd58
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

佐藤達也 四代目店主

Author:佐藤達也 四代目店主
呉服・和装・印伝専門店

カテゴリー

バロメーター

最近の記事

最近のコメント

更新カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

ここの歴史