呉服・和装・印伝 山森呉服店掲示板

お陰様で創業106周年。店主エッセイが多いかな。

寿司屋と呉服屋④

さてさてちょっと飛んでしまいましたが続けます。
んーーーー・・・
何から書いたらいいのか・・・

まずは②で書いた呉服屋の「マイナスイメージ」にQ&A形式で始めてみます。
以下、青字が「ANSWER」
他店様のことはほとんど知らないので、以下当店のことだけ書きます。


1.呉服店主が想像する、消費者の方々の呉服店マイナスイメージ

①何でもかんでもみな高価なのではないか。反物一反がみな数十万円とかそれ以上とか。
数ある中には高額品もありますが、多くはお求め易い数万円から十数万円のものが多いですね。
売るものがみな何十万円では売れると思いますか?あなたは買いますか?私は「滅多に買えません」。
自分が滅多に買えないような価格の品ばかりをズラリ並べる気は昔からありません。



②呉服の知識がほとんど無いので呉服店には近寄りがたい。
日本人が日常的にきものを着なくなってから何十年も経ちます。
若ければ若いほどきものの知識は少なくて当たり前。
だから呉服屋はそれを懇切丁寧にお伝えすることがとても大切な義務・仕事だと考えています。
何でも聞いて下さい。ずいずい近寄ってきて下さい。お伝えしたくてうずうずしています。


③呉服店、特に専門店は入ったら最後、ただでは出られない空気を感じる。
当店では昔から「ただで出ていく人」のオンパレードです。冷やかし大歓迎。
昔から、お客様によっては物足りないかもしれないほど、しつこいお勧めはしていません。
(しつこく勧められるのがお好みのお客様もいらっしゃるんですが)
「私これ買う。売って。お願い!」と言って頂くのが至上の商いと考えています。


④強引だったり、不可解な販売方法を体験したり耳にしたことがある。
「差し上げます」、「当選しました」商法。
あるいは恩人知人を水先案内人に立てての、セールスを断りづらくする訪問販売。etc.
よくまあ考えつくものよのー。


⑤しつこく電話・ダイレクトメールが来る。
今でもよく聞きます。なぜ電話番号や住所を知っているのか?
怖いし、不要な場合は不愉快ですよね。当店では基本的に、未知の方には個別アプローチはしません。
お得意様にも主に郵便によるおしらせを年に数回とか、最小限にとどめています。


⑥タンスに母親や祖母のきものや帯が多数入っているが、価値も、TPOも、手入れ方法も、全くわからない。
よくわかります。お知りになりたい時はどうぞ何でもお尋ね下さい。
相談料なんて頂いたこともありませんし、お客様のお求めが無い限り、ついでに何かの購入をお勧めすることも全くありません。
お宅様のタンスにお宝が眠っているかもしれませんよ。


⑦呉服屋なんて、10年に一度も用が無い。
よくわかります。私も用の無い店、業種、モノはたくさんあります。
そのままでいいんではないでしょうか


⑧需要が低迷し、呉服業界は衰退の一途では?
その通りです。30数年前のピークとは較べようもありません。
これ以上それが進めば、伝統ある呉服・和装業界は伝統技術と共に絶滅危惧種になる日が来るかもかもしれません。

ただ、需要は減りましたが、当分「絶無」にはならないと予想します。
100年以上呉服屋を続けさせて頂いている当店としては、「儲からないからやーめた」というのは無責任と考えています。
知力体力気力が続く限り、時代に合わせ、この地で呉服と心中しようと思っています。


(つづく)




  1. 2016/07/28(木) 00:16:33|
  2. きもの・和装
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